向ヶ岡公園


塙代官寺西封元により、救民事業として造られた日本最初の庶民公園。
園内の枝垂桜は、県の天然記念物に指定されています。

向ヶ岡公園の歴史

 この公園は、寛政5年(1793年)に塙代官・寺西重次郎源封元(てらにしじゅうじろうみなもとたかもと)によって四民(士農工商)遊楽の地として造成されました。公園造成という土木工事の仕事を与えることによって、飢饉で苦しむ地域住民の生活を支えるという「窮民救済」の目的がありました。
 窮民を救い、窮民の汗によって完成したこの「向ヶ岡公園」は、日本最初の庶民公園として伝えられています。
かつてこの地は「熊野森」と呼ばれ、熊野神社が祀られていましたが、今は「寺西神社」や「誕育家」の他に多くの神社が祀られ、各種記念碑が設置されました。
※「向ヶ岡」の名称は、立地が塙代官所の表門と川上川を隔てて正方向にあったので、塙代官・寺西重次郎源封元が命名したと言われています。

向ヶ岡公園の桜

 桜の名木で知られるこの公園は、現在でも町民の憩いの場として親しまれているだけでなく、塙町を代表する観光名所の一つです。
 この公園には、シロシダレザクラ・ウスヒガンザクラ等3本の桜の巨木があり、昭和11年には「史跡名勝天然記念物保存法」によって文部大臣より「向ヶ岡公園の桜」として指定を受けました。また、昭和31年には「県の天然記念物」の指定を受け、県の「緑の文化財」にも登録され、歴史的な価値と桜の古木とによって「塙町の文化財」となっています。

名称
向ヶ岡公園
所在地
福島県東白川郡塙町塙桜木町204-1