ダリア園


塙町には、「湯遊ランドはなわダリア園」をはじめ各老人会・各小中学校が栽培しているミニダリア園が、たくさんあります。
町全体でダリア栽培に取組み、町はダリアでいっぱいです!

名称
湯遊ランドはなわ ダリア園
所在地
福島県東白川郡塙町湯岐立石21(湯遊ランドはなわ)
電話番号
0247-43-3000

はなわのダリア

 ダリアはもともとメキシコ原産で、オランダ人によって日本に渡ってきました。世界には3万種類ものダリアがあり、花形や花色の豊富さは驚くばかりです。
 塙町とダリアの繋がりは、平成9年に遡ります。観光や健康を目的とした「湯遊ランドはなわ」への誘客を図ろうと、2000㎡のダリア園をオープンし、後に7000㎡に拡大しました。

ダリアを選定した理由は4つ。
  • 1つ目は、塙町の町名「はなわ」にふさわしくはな=花 そして人の「わ・和・輪」で町おこしをしようとしたためです。
  • 2つ目は、ダリアは華やかで種類が豊富です。
  • 3つ目は、花の期間が4カ月と長いこと。
  • 4つ目は、花、球根、芽、すべてが活用できるということです。
 湯遊ランドはなわのダリア園にはダリアが咲き誇り、訪れた人々の心を和ませています。

福島県「うつくしま未来博」

 ダリアの町づくりの最初の取組みは、3000戸の世帯に球根を配布することでした。昔から庭先でダリアを咲かせていたという人も多くいましたが、殆どがポンポン系(管状の花弁が球状に万重咲きになったもので大きさが5cm程度)だったため、デコラ咲き(万重咲き)やカクタス咲き(細花弁の万重咲き)など、華やかなダリアを咲かせてもらうことから始め、写真コンテストや老人会へのダリア栽培講習会などの取組も併せて実施しました。
 しかし、町民によってなじみの少ないダリアは、そう簡単に受け入れられるものでないのが現実です。
 第一弾の壁にぶつかっているころ、新たな転機が訪れました。ダリアを取組みはじめて3年目、塙町から車で一時間の距離にある須賀川市で、福島県が主催する「うつくしま未来博」が開かれることとなりました。イベントのコンセプトは「県民総参加」。県は、各自治体が主となるイベントや出店を募集し、「県民総参加」ならぬ「町民総参加」でダリア園を出展することに決めました。

町民の汗と思いが一つに

 ダリア園出展にあたって、片道1時間の道のりをどのような形態で人員輸送するか、どこの団体を主とするか、出店前の土作りをどうするか、ましてダリアを美しく咲かせるための手入れをどうするかなど、問題点は尽きませんでした。
 この問題に対し、町老人会・婦人会・商工団体が次々と手を挙げたことで、主となるダリアづくり班と草取り班、運転班などを割り当てることができ、出展期間3カ月(7月~9月)に対し、手入れ期間4カ月という町民一丸となった取組みがスタートしました。

未来博町民参加で「優秀賞」受賞

 塙のダリア園出展は、会場を訪れる人々を楽しませただけでなく、多くのマスコミからも取り上げられ、町民の意識の中に次第にダリアが根付き始めました。早朝から手入れ等に参加した各団体や個人は延べ1000人以上。「力を合わせて出展した」というみんなの汗と達成感で、町民の心は1つになりました。
 さらにその取り組みが評価され、未来博県民参加プログラム「優秀賞」を受賞。翌年には、秋田市・山形県川西町・東京都町田市・葛飾区のトップが参加し、塙町で「第1回ダリアサミット」が開催されました。
 その後、未来博出展準備と併せて、塙町内小中学校、老人会など22団体でダリアづくり名人を育成しています。町関係施設などに、自らの手でミニダリア園を作ってもらい、同時に「ダリアづくりコンテスト」を開催しています。ダリア名人は、小学校児童にダリア栽培を伝授しています。お年寄りにとって子供たちとのダリア交流は唯一の楽しみで、自然な形で世代間交流が行われています。
 また、東京都葛飾区にダリア名人30人が訪問し、球根の植え方から栽培の仕方まで、3年間にわたり指導し交流を図っています。

ダリアの特産品開発で「知事賞」受賞

 はなわダリア染めの会は、公民館の染物講座の参加者が、町の特産品を作りたいという思いで結成した会です。選りすぐりの花びらをアルコールや乾燥して保存し、1年中染め上げられるシステムを作りました。ダリア染めは平成14年度福島県特産品コンクールに出品し、みごと最高賞の「知事賞」を受賞しました。
 また、ダリアの球根は、アネッサという漬物グループが「さすけ根ぇ」という漬物に加工し販売しています。ダリアは毒という説がありましたが、大学と日本ダリア会、さらには東京都練馬区の漬物会社の協力を得て、ワイン、味噌、粕漬けなど5種の漬物に加工し、販売しています。
 ダリア園開演の時期には、福島県塙町ならではの「ダリア会席料理」を湯遊ランドはなわで楽しめます。花びらと新芽、球根を取り入れた料理が観光客を楽しませてくれます。
 さらに平成22年からはなわのダリアを、本格的に東京市場に出荷し、より品質の高いダリア生産に力を注いでいます。